休職したいと思ったときに知っておきたいこと― 診断書、傷病手当、過ごし方、復職までの流れ ―

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休職したいと思ったときに知っておきたいこと― 診断書、傷病手当、過ごし方、復職までの流れ ―

「もう限界かもしれない」

そう感じても、誰にも言えずに頑張り続けてしまう人は少なくありません。

朝になると体が動かない。会社に行こうとすると涙が出る。でも、「これくらいで休んではいけない」と、自分を責めてしまう――。

けれど、本当に大切なのは「壊れる前に立ち止まる勇気」です。

この記事では、休職を考え始めたときに知っておきたいことを、心理的な視点と制度的な知識の両面からまとめました。

診断書のこと、傷病手当金のこと、休職中の過ごし方、そして復職への道のり。今のあなたに必要な”少し安心できる情報”を、ひとつずつ整理していきましょう。

休職は”正当な理由”があれば認められる

まず知っておきたいのは、休職には「自己判断」ではなく**「医師の診断」**が必要だということ。メンタル不調(うつ病・適応障害・不安障害など)の場合、心療内科や精神科を受診し、医師に現状を正直に伝えましょう。

医師が「就労困難」と判断した場合、「診断書」が発行されます。これが「休職の正当な理由」となります。

診断書に記載される内容

– 病名(例:うつ病、適応障害など)

– 就労が難しい期間(例:〇月〇日〜〇月〇日まで)

– 加療を要する旨

この診断書を勤務先に提出することで、正式な休職手続きに進むことができます。会社はメンタルヘルスケアの実施が義務付けられているため、適切な診断書があれば休職を否定することはできません。

経済的に支えてくれる「傷病手当金」という制度

「休むのはいいけど、収入がなくなるのは困る」という方へ。社会保険に加入している場合、傷病手当金という制度を利用できます。

傷病手当金の支給条件

1. 業務外の病気・ケガで働けないこと

1. 4日以上連続で休んでいること(3日間の待機期間あり)

1. 医師の証明があること

支給額は、おおむね給与の約3分の2。最長で1年6か月、生活を支えてくれます。

> 「もう働けない」と思ったとき、まず確認すべきは”お金の心配を減らすこと”。それが安心して休むための第一歩です。

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いざ休職。どう過ごしたらいい?

「休む」と決めても、最初は罪悪感や不安でいっぱいになる人が多い傾向にあります。

– 「みんな働いているのに自分だけ…」

– 「いつまで休めばいいのか分からない」

でも、休職は”怠け”ではなく”治療期間”です。焦らず、次のような流れで過ごしてみましょう。

 休職期間の過ごし方

① 前半(1〜2か月):とにかく休む

– 睡眠・食事・生活リズムを整える

– 情報を追いすぎず、体の感覚を取り戻す

② 中盤(2〜3か月):心の回復期

– 認知行動療法(CBT)やマインドフルネスで思考を整える

– 散歩や読書など、“心地よい時間”を取り戻す

③ 後半(復職前):リハビリ期

– 通勤時間をシミュレーションしてみる

– 朝起きて準備する練習をする

– 主治医と相談しながら「再び働ける感覚」を確認する

支えてくれる制度や人たち

休職中は一人で抱え込まず、次のような支援を活用しましょう。

– 産業医:職場と本人の間を調整してくれる医師

– 産業保健師:生活面の相談に乗ってくれる

– 地域の復職支援センター(リワークプログラム)

:リハビリ出勤をサポート

– 病院や民間のカウンセラー・臨床心理士:心の整理をサポート

> 「頼っていいんだ」と思えるだけで、心の負担は半分になります。

自分だけで整理することは難しいこともあるため、臨床心理士によるカウンセリングで復職を視野に入れた治療をお勧めします。心理検査を通じて自分の得意不得意を把握して見つめ直すのもいいかもしれません。

復職前の「産業医面談」とは

復職の直前には、会社の産業医と面談を行います。目的は「本当に働ける状態か」「職場環境の調整が必要か」を確認すること。

よく聞かれる内容

– 現在の体調やストレスの程度

– どんな配慮があれば働けそうか

– 勤務時間や業務内容をどう調整するか

> 無理をして「大丈夫です」と言わなくても大丈夫。ここで「今の自分にできる範囲」を正直に伝えることが、長く続けるためのカギになります。

さらに部署異動などの環境調整をはかることで、適応障害的な要素が大きい人は今後働きやすくなるかもしれません。ぜひ、遠慮せず、伝えてみてください。

さいごに:休むことは”立ち止まる勇気”

休職は、人生の後退ではありません。むしろ「これから自分がどう生きていくか」を見つめ直す時間です。

– 休むことで、自分の限界と優しさを知る

– 支えられることで、人のあたたかさを感じる

– 戻ることで、もう一度やり直せる強さを持てる

焦らず、自分のペースで回復していきましょう。その道のりのひとつひとつが、あなたの力になります。

そして、あなたの次の人生を掴んでください。今や、休職する方は多々います。遠慮せず、自分を大事にして、そこで得た答えに基づいてリライフしてください。きっとその後の人生が自分自身のQOL(生活の質)を上げることになるでしょう。


参考文献

– 厚生労働省「こころの耳」メンタルヘルス・ポータルサイト

– 全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金について」

– 労働安全衛生法 第66条「産業医による面接指導」​​​​​​​​​​​​​​​​

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