「運動した方がいいよなあ。」
「資格の勉強、そろそろ始めないと。」
「部屋も片付けなきゃ、なんだけど。」
頭ではわかってる。なのに、気づいたら一日が終わってる。夜、布団に入ってから「今日も結局やらなかったな」って、ちょっと自分にがっかりする。
そういう夜、ありませんか。
そして大体こう思うんですよね。
「自分、意志弱いんだよなあ。」
動けない人ほど、実は真面目だったりする
精神科の現場に20年近くいて、たくさんの方のお話を聞いてきました。その中で気づいたことがひとつあります。
動けなくて悩んでる人って、実はけっこう真面目なんです。
「やらなきゃ」って思ってるからこそ、できない自分に苦しくなる。本当にどうでもいいことなら、悩む前に忘れてます。
だから、苦しいっていうのは、案外「ちゃんとやろうとしてる証」だったりするんですよね。もちろん、そう言われたところで楽になるわけじゃないんですけど。
気分が行動を動かすのと、行動が気分を動かすのと
やる気が出たら、始めよう。
みんなそう思ってます。私も正直、思います。
気分が乗ったら動く。動く気になれないから動けない。これ、間違ってはいないんです。気分が行動に影響するのは、わりと当たり前のことなので。
ただ、逆も同じくらい起きてるんですよね。
仕事、掃除、料理。
「うわ、面倒くさい」と思いながら手をつけたら、気づけば終わっていて、なんだか少しスッキリしてる。あの感覚。
行動も、気分に影響してるんです。
臨床の現場でよく思うのは、気分って直接コントロールしようとすると意外と難しいということです。「元気出せ」と言われて元気になる人はいません。でも、行動は選べます。5分歩く、机の上を少し片付ける。そのくらいなら、気分がどうであっても、やろうと思えばできる。
だから、気分を変えたいときに、気分の方に直接働きかけるんじゃなくて、行動の方から動かしてみる。これが行動活性化という考え方です。
これを知らずに「やる気が出るまで待とう」だけを繰り返していると、気分は変わらないまま、「また今日もダメだった」という気持ちだけが積み上がっていきます。これがなかなかしんどい。
靴を履くだけでいい
じゃあどうすればいいのか。
答えは拍子抜けするくらい小さいです。
30分歩こう、とかじゃありません。
まず5分。
それも無理な日は、靴を履くだけでいい。
「そんなことで?」と思うかもしれませんが、止まっていた歯車って、最初のひと押しさえあれば、案外まわり始めたりするものなんですよね。気分が動くのを待つより、先に少しだけ体を動かしてみる。それだけで見える景色が変わることがあります。
もう少し詳しく知りたい方へ
今回の記事では、ここまでにしておきます。
私が出したKindle『五分から始める行動活性化』では、
・「頭では分かってる」のに動けなくなる理由
・気分と行動、どちらからアプローチしても変わっていける考え方
・精神科の現場で実際に使っている支援の工夫
・三日坊主になっても、また戻ってこられるコツ
・今日からひとりで試せる具体的なワーク
まで、専門用語はできるだけ使わずに一冊にまとめました。
もし今、
「頭ではわかってる。でも、なぜか動けない。」
そんな毎日が続いているなら。
責めなくていいと思います。むしろ、それだけ真剣に考えてきた証拠かもしれません。
よかったら、一度手に取ってみてください。
📚 「やった方がいいのに動けない」をもっと詳しく知りたい方へ
Kindle『五分から始める行動活性化』では、精神科で約20年の臨床経験をもとに、行動活性化を今日から実践できる形でわかりやすく解説しています。
「読むだけ」で終わらず、「最初の5分」を踏み出すための一冊です。ぜひご覧ください。


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